[大学受験]数学の概要

数学は大学受験で英語と並んで花形的な科目であると思っています。理系生は言うに及ばず文系生でも難関大を狙うなら無視できない数学について全般的に書いていきたいと思います。

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数学について

数学はセンター試験で1Aと2Bに分かれていてそれぞれ100点ずつ出題されます。試験時間はたったの1時間です。東京大学など難関大学ではセンター1A、2Bともに必須である場合が多いです。2次試験は学部によるところも多いですが東京大学は例によって必須です。他大学でも経済学部なんかは数学が必要な場合が多いですね。まあ経済学では数学必須なので数学弱者に入学されては困るのでしょう。

文系の学生にとって悩みの種なのがこの数学だと思います。数学が嫌いだから文系に来たという人は大学受験の歴史上、数えきれないほどいると思います。たしかに私立や地方国公立にまで視野を広げればある程度は数学から逃げることは不可能ではないかもしれません。ですが国立の難関大学を目指すなら最低でもセンター数学からは逃げられないことを覚悟するべきだと思います。

さて数学で最も厄介なのは理解不能な問題が出題され非常にテンパりやすいということがあげられるでしょう。科目そのものの難易度も(一般的に考えて)他の教科より難しく6割前後が目安とされるセンター平均点で半分を切る年もあります。試験時間も足りない場合が多く時間との戦いで、かつ計算ミスという最悪のパターンも考えられます。私もセンター試験では数学が一番緊張し、案の定2Bでテンパって事故りました。また、積み重ねの教科なので数学1Aで頭が真っ白になってしまうようではその先の2Bは手も足も出なくなると思います。数学についてはよっぽどの実力者でなければなかなか安定した成績をとることができません。数学オリンピック参加者クラスなら2次試験満点も狙えるのでしょうが凡人には不可能です。

数学の目標点数

さて数学の受験戦略ですがセンターでは9割とりたいところです。非常に難易度が高い2Bはともかく1Aは9割ラインに乗せなければなりません。難関大受験生である以上9割は有無を言わさず狙わなければならないラインなのです(9割なくでも2次で挽回できたり学科によっては9割切っても何とかなる場合もあります)。ただ2Bに関しては難しい年は本当に難しいので覚悟する必要があるでしょう。

2次試験に関しては難易度によりますが2次の目安と言われる6割を数学で安定してとるのは困難です。私は現役、浪人と東大の試験を2回受けましたが6割である48点はおろか半分すら取れませんでした。その年の難易度にもよるので一概には言えませんが世間で言われがちな2問完投(2完)~2完半というのは少々強気だと思います(2完していれば、他の設問の部分点も考えると6割の48点越えするでしょう。もちろん取れるに越したことはないのですが…)。上記の目標はおそらく合格者平均程度の成績で合格する際の目標もしくは数学以外に強みのある教科がない学生の目標設定だと思います。ゆえに合格最低点ラインぎりぎり合格でもよいなら半分を少し割っても何とかなると思います。ただし数学一桁で合格するには帰国子女無双が必須なので数学を捨てるのはやめましょう。現実的な問題として4割~5割程度がターニングポイントかなあと思います。

まとめ

・数学は文系でレベルを落とすか私大志望なら逃げられなくもないが文系難関国公立や理系生は逃げることはほぼ不可能。

・難易度は高く高得点は非常に難しい。

・センターは9割、2次試験は最低限4,5割を目指す。

数学は大変だとは思いますが少しでも良い点を取りたいものです。

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