(大学入試世界史・日本史)論述の基本。論述の特徴を知ろう

世界史

2次試験で社会がある場合ほぼ確実に出題される論述問題。論述問題はセンターで高得点が取れても論述の基本を押さえなければ高得点できません。今回は社会(歴史)の論述問題の基本について考えたいと思います。

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知識があることは大前提

論述問題と言っても歴史において覚えておかなければならない基礎的知識は必須です。小手先だけのテクニックだけで高得点が狙えるほど論述問題は甘くはありません。そこのところは理解しておいた方がよいかもしれません。もし基礎的な知識が不足しているなら論述問題に対応できるだけの知識を身に着けなければなりません。個人的な勘ではありますが目安としてはセンター9割くらいですかね。センターで9割を切っているレベルだと平易な論述はともかく難関大レベルの論述に挑むにはちょっと不安です。前提となる知識がなければ論述問題演習しても白紙の解東端を眺めて解答解説を見て終わってしまうので気を付けましょう。

解答欄は必ず半分できれば9割以上埋めること

論述の中身を具体的に考える前に論述問題は解答欄の半分以上埋めないと採点対象外になると言われています(大学によって基準は異なる可能性はあると思います)。部分点がもらえる内容があっても半分に満たなければ問答無用で0点です。つまり途中で行き詰ったとしても何とか解答を引き延ばして半分以上は越えなければなりません。

しかし半分ぎりぎり超えた程度の解答では合格レベルの点数はもらえないと思います。国語と同じく歴史の論述も満点をもらうのはほぼ不可能です点数で言うと6割は確保したいところです。そのためには半分では字数が足りません。出題者も字数の指定は想定する正答を書くのに必要十分な字数をしているはずですから受験生としても合格レベルの点を書くには指定時数の9割以上は埋めたいところです。

「○字以内」や「○字程度」、指定語句には従うこと

問題を回答するうえで前述のとおり字数は指定されます。この場合主に「○字以内」もしくは「○字程度」のどちらかで指定されることがほとんどです(東大は行数で指定)。「○字以内」といった場合指定時数の9割以上というのはすでに述べましたが、「○字程度」と言われた場合は指定された時数の±1割以内に収めるのがよいでしょう。例えば100字程度なら90~110字にするべきだと思います。「以内」にしろ「程度」にしろ指定された字数を超えて解答すると減点される可能性が高いのでこちらも要注意です。

もう一つよくあるのが指定された語句を使用する場合です。これは論述のヒントになっているともいえ指定語句は必ずすべて使ってください。また、指定語句の下に下線を引かせるのがほとんどですので指定語句に下線を引くのを忘れないようにしましょう。

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