[大学受験]古文 概要

古文は国語の中のジャンルの一つです。現代文と異なり普段なじみの薄い文章が題材であり意外とネックになっている人も多いと思いますが、そんな古文について述べたいと思います。

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古文の基本情報

古文はセンター試験では国語において50点分出題されています。難関大学では国語を200点換算で考えるところがほとんどだと思いますので避けては通れないでしょう。年度によって難易度が結構変化するので生半可な気持ちで挑むのは絶対にやめましょう。

2次試験では東京大学の文系では30点分出題されているはずです(詳しい配点は未公表)。すべて記述式の問題ですが現代文よりはやや難易度が低いイメージがありますね。しかし古文が課されている大学は文系でも多くはないです。理系では東大や京大ぐらいでしょうか。文系教科であっても英語や現代文ほどの存在感(配点)はなく若干地味なイメージは否定できません。

古文の特徴

現代文は差が付きにくいですが古文はわりと差が付きます。というのも古文は使っている言語は日本語ですが現代日本語とは文法、語法とも異なる部分も多く普段使っていないという点では英語に近い部分もあるというところがあります。古文の問題を解いてみればわかりますが、何となくでいくつかの選択肢を切れてしまう現代文とは違い、古文は基礎基本がわかっていないと全く読解できません。しかし帰国子女無双が常態化している英語と異なって幼いころから古文にふれあっているという学生は現実的に考えてまあほぼゼロでしょう。ゆえに高校に入ってからどれだけ古文の勉強をしてきたかが点数に結びつきやすく差が出るのです。歴史ほどではないかもしれませんが勉強量が点数に直結しやすいです。これは2次試験についても同様です。東京大学の古文でも特異な人は7割くらいは確保していると思います。

総合的な配点はそれほど大きくはありませんがしっかり勉強して損はない科目だと思います。とくに源氏物語などの難解な文章が出題された場合や和歌に関する問題が出題されたときは平均点が大幅に下がる可能性が高く、そういった状況でも得点できるようになれば非常に頼もしいでしょう。まあそのレベルまで仕上げるのは結構大変ですが…。

古文の受験戦略

前述の通り高校時代の努力次第で上位層に割り込むのも不可能ではない教科です。入試で古文が必要な高校生はしっかり勉強するべきでしょう。特に2次試験を考えると現代文は高得点者が少ないので大きく差がつきませんが古文はそこそこ点をとる人がいますので苦手だと国語の点数が厳しいです。他教科との兼ね合いにもよりますが、東京大学文系なら古文で6割ちょっと得点できるように目標設定するとよいでしょう。

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