国立大志望者の私立受験について。滑り止めはどうするべき?

国立大志望者であっても私立大学を滑り止めとして受験するというのはよくあることだと思います。今回は国立志望者の私大受験戦略について考えてみたいと思います。

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センター利用

理想を言ってしまえば私立2次試験を受けずセンター利用で滑り止めを確保するのがよいと思います。センターリサーチでA判定が出ればそれなりの確率で合格するので事前にある程度合否の目星はつけることができます。

しかし慶応大学のようにセンター利用のない大学もありますしセンター自己採点が間違っているとセンター利用で不合格になっている可能性も無きにしも非ずです。そしてかつての私のようにセンター試験でいい点を取れず滑り止めとしてふさわしい大学のセンター利用で合格できない場合もあります。そういった場合は実際に2次試験を受験しに行くことになります。

2次試験

滑り止めとして私大を受験する場合気を付けたいのはその私大を本命で受けに来る学生もいるということです。その人たちは1年間(あるいはそれ以上)その私大に特化した対策をしてきます。一方で国立志望者は普通私大に特化した勉強をほとんどしません。ですから私大受験では自分の実力よりもワンランク下くらいの大学でないとなかなか合格は難しいと思います。偏差値60の国立にぎりぎり合格できるかできないかというレベルの学生が偏差値60の私大に合格するのは難しいということです。このことを頭に入れて受験校を決定しましょう。

私立の受験としては①日帰り受験するか、②宿泊して受験しに行くかの2つになると思います。

①は主に私立大学受験の地方会場を利用する、もしくは家から近い私立を受験することにより日帰りで受験を済ませるパターンです。日帰りなので宿泊費・交通費はかからないというメリットがあります。地方会場は大規模な私立なら行っている場合もありますので調べておきましょう。とはいえ地方会場も政令指定都市クラスでないとなかなか会場にならない場合もあるので行けない場合は宿泊して受験するしかありません。

②の宿泊は読んで字のごとく宿泊して(家から)遠くの私立を受験することです。ただし私立の2次試験ですがあくまでも滑り止めということを忘れてはなりません。国立受験の勉強時間が減りますし、都市部の人ごみに行けばインフルエンザ等をうつされる可能性も高まります。宿泊代、交通費も結構かかります。滑り止めのために2回も3回も受験遠征を繰り返すのは適切ではありません。遠征は必ず1回にして受験地域を決める(関東の私立、関西の私立等)とともに日程が連続する私立大学・学部を受験するようにしましょう。

受験シーズンはホテルが混むのでできるだけ早く受験校を決めてホテルの予約をするのが望ましいと思います。

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