東大生が教える国語現代文の論述対策にお勧めな問題集。

現代文の論述問題は結構苦戦します。センターとは違い論述中心で、読解力・論述力ともに優れていないと思うように得点できません。現代文の読解と論述問題対策は質の良い問題集を使ってコツをつかむことが合格の一番の近道だと思います。今回は私が使っていてお勧めしたい問題集を紹介したいと思います。

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上級現代文Ⅰで論述の基礎を学ぶ

2次試験の基礎固めにお勧めするのは上級現代文Ⅰです。これは指示語の説明や違いの説明、理由の説明といった現代文頻出のトピックを一つ一つ章立てして丁寧に扱ってくれるため、典型問題に対する対応力が備わっていきます。問題文も様々なジャンル・大学からとられているので現文で論述出題がある大学ならどこでも役に立つと思います。問題数も30問以上あるので質だけでなく、量でもそれなりの演習量になるはずです。

解答解説編では、それぞれのトピックについて解き方が詳しく解説されていて、なぜわからなかったのか、どこが読めていなかったかがわかりまります。詳しい採点基準もあり、学生の解答とそれの祭典およびコメントもついていてどこを気を付ければよいかもわかりやすいです。自己採点もしやすいので今現在の自分がどの程度の実力なのかを把握するのにも使えます。また、本文の100字要約や段落要旨、参考図書、筆者情報といった細かい情報も載っています。

地味にありがたいのが解答欄が付随することです。自分でわざわざノートを買って回答する手間が省けるし、字数指定がある問題にはちゃんとマス目が付いた解答欄なので、自分で字数を数えなくていいのは本当にうれしかったです。

大学別にスポットをあてたものというよりは現代文の論述の基礎を徹底する問題集なので、高校生・浪人生問わず夏までにはやっておきたい問題集だと思います。

難関大学の学生は上級現代文Ⅱもおすすめ

上級現代文には難関大向けの第2弾が存在します。こちらもⅠ同様、典型問題の解き方についてじっくり解説がされ、採点基準が明確など親切な作りになっている点は同じですが、より実践的な問題演習が中心です。問題演習を通じて、上級現代文Ⅰで身に着けた基礎力が、問題演習を通して受験レベルまで引き上げられるような作りになっています。20問の問題はどれも難しめですが最難関レベルの国立大受験生なら是非ともクリアしたい問題ばかりです。

他の強化との兼ね合いもありますが現代文が苦手な方は夏休みあたりにやって秋以降の過去問演習で効果を発揮できるようにするとよいと思います。必要知識が少なく、日本語であるがゆえに過去問に取り組みやすい現代文ですが、論述のイロハをしらないと玉砕します。過去問に挑む前に論述問題集を終わらせて、しっかり基本を身に着けることが重要だと思います。

 

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