(大学受験)東大国語の出題形式や特徴を解説

受験

東大の国語は試験時間が文系は150分、理系は100分と手ごわい問題です。配点は文系が120点、理系が80点です。国語で足を引っ張るのは避けるためにも問題の特徴についてはしっかり把握しておきましょう。

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解答欄について

まず大問ごとの特徴の前に解答欄について述べたいと思います。「なんかおかしいとこあんの?」と思われるかもしれません。そうこの解答欄、異常に狭いのです。解答欄の長さはは15センチ以下だったと思います。字数指定の問題以外は基本的にこの解答欄の中に納めなければなりませんが問題は結構字数を必要としそうなものばかりです。「字を小さく書けばいいじゃん」と言われそうですが一行にたくさん書きすぎると採点されないという噂もあります。もちろん大学側の発表ではないので真偽は不明ですが採点官の教授は結構年寄りばかりで小さい字は読みにくいはずです。読みにくい解答欄は採点官の印象を悪くするでしょうから字は小さく書きすぎないほうがいいと思います。1行あたり35字程度が適切なんじゃないかと思います。

大問1現代文

大問1は現代文で、文理共通問題でおそらく配点も一緒でしょう。評論文が出題されます。小説はおそらく出ないです。問題文の長さはまずまず。センターよりはちょい短めくらい。説明問題が4問でそのうち3つが傍線部の説明問題、1問が100~120字指定の記述問題です。漢字の書き取りは3問出ます。

解答欄が狭いので解答をピンポイントでまとめなければなりません。不要な部分を入れるとすぐさま解答欄からあふれてしまいます。120字問題も同様です。こちらは要旨問題と言われますが傍線部問題の時もあるので問題文をしっかり見ましょう。

大問2古文

大問2は古文です。文章は文理共通ですが理系の方が問題数は減っています。現代語訳、傍線部の説明などが出ます。記号はありません。特徴としては近年は和歌の解釈問題が毎年のように出ている点です。選択式のセンターでも厄介なのに記述式で出されるとかなりしんどいです。現代語訳や説明問題も文脈をしっかり把握できていないとうまく解答できないものが多いので気を付けたいです。とはいえ問題自体は2次試験の中では標準的な問題で現代文よりは簡単なので得点できないと苦しくなります。

大問3漢文

東大は漢文も出ます。出ない大学もあるので珍しいです。というか理系に漢文をやらせるのは東大だけだったような気がします(理系の方が問題数は減っている)。設問は解釈や説明が中心ですが単語抜き出し問題が出たこともあります。古文同様、記号問題は出ません。難易度は平均的な記述問題らしいですがそもそも漢文の記述問題自体が少ないので漢文の試験としては厄介な部類でしょう。しかし、こちらも現代文よりはマシで受験生の得点源になっています。失点すると差をつけられるので要注意です。

大問4現代文

大問4は文系専用です。理系はありません。設問は説明問題が4問出るのですが何が問題かって大問4の文章は鬼のように難しいです。傍線部の説明とかいう以前の問題です。私も本番この問題は意味不明で何となくそれっぽい解答を書くのが精いっぱいでした。それでも受かっているのでおそらくこの問題は受験生の間で出来は良くないのでしょう。部分点をとるのが関の山だと思います。絶望するだけなので間違っても満点を狙わないように。

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