(大学受験)東大国語の勉強法 

東大の国語で高得点をとるために必要だと思うことを述べたいと思います。高得点をとるのは非常に難しい教科ですが足を引っ張らないように対策自体は重点的に行う必要があります。

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現代文

現代文はとにかくクソ狭い解答欄に慣れる練習が必要です。120字問題以外であっても無制限に解答を書くことはできません。たくさん書いてあわよくば部分点を取ろうという作戦は通じません。短く解答する必要があります。とはいえ東大の国語では自分の言葉で言い換え化ければ全く解答欄に収まりきらないという難問はそれほど多くはありません。本文中の言葉を用いても余計な部分を回答に入れなければ十分合格レベルの解答は作られると思います。余計な部分を入れないというのが難しいですが現代文は「慣れ」が大きいのでとにかく問題演習をするしかありません。ひたすら過去問を解きましょう。

過去問をとく時の注意点は本番と同じような解答欄をしっかり作ることです。たしか赤本には解答欄の大きさが書いてあった気がするのでそれと同じくらいの分量で必ず回答するようにするのがよいと思います。長くだらだら解答するのは本番ではできません。また論述記述問題の解答はできれば先生にみてもらうのが望ましいです。他教科同様、自分ではあっていると思っても案外間違えていることは往々にしてあるので。

なお漢字は3問しか出ませんが基本的な問題ばかりなのでミスは許されません。英単語を覚えるよりは楽だと思うのでしっかり取り組みましょう。直前期は基本レベルの漢字だけでも見直しておきたいところです。

古文

古文は現代文とは異なり「慣れ」よりも基本の習熟が問われます。重要単語、文法、古文常識をしっかり身につけましょう。まあこれが身につかずに古文やっても解答が真っ白になって絶望します。

重要単語も文法も一朝一夕には身につかないので参考書を繰り返し読んで頭に入れることが大事です。学習したところを翌日もう一度確認するということを行うのがお勧めです。一回やって分かった気になるのが最も怖いところなので基本に関しては最後まで侮ってはいけません。重要単語もせいぜい300~400程度だし、文法もあくまでも昔の日本語ということを考えれば英語よりは楽なはずです。古文常識は意外と軽く見られがちですが近年はやたらと和歌を聞いてきているので適当に流すのはお勧めしません。最低でも和歌に関する知識(掛詞、枕詞etc)は確認すべきでしょう。文学史は出題されたことがないです。今年以降も出ないとは言えませんが優先順位は下げざるを得ないでしょう。

知識が定着している人は過去問を解きましょう。解答欄、時間配分を本番同様実施することは忘れないでください。文章そのものはあらゆるジャンル・時代から出る可能性があるため予想がつきにくいですがどのようなことを聞いているかは例年ほぼ同じです。本番でも何が聞かれそうか予想できるくらい取り組みましょう。

漢文

漢文は重要句系の把握が大切です。まずは頑張って覚えましょう。難関大学受験を考える時点で重要構文を覚えるのは当たり前と言われるですが、意外なことに構文以外の対策が疎かになっている場合もあります。文法問題以外も出題されますし、そもそも文法だけでは文章は読めません。漢文常識や単語も覚えなければなりません。古文単語帳はあっても漢文単語帳はほとんどないですが参考書の巻末には重要単語などが多少なりとも載っているので目を通しましょう。

漢文も過去問演習は必要です。取り組み方は現代文、古文とも同じです。間違えたところは参考書を見直して知識の抜けがないようにしましょう。また過去問演習以外でも予備校問題集も効果的です。なぜなら漢文については出店となる文章のネタが年々不足してきており、予備校のオリジナル問題が的中することがかつてあったからです。もちろん的中はまれな現象であって出題者も極力かぶらないよう考えはするでしょう。ただ、もし当たればかなりの儲けものですし、当たらなくても普通の問題演習にはなりますのでお勧めです。

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