浪人生の受験戦略(予備校編)メリット・デメリットを解説

今回はある意味浪人生の王道的な受験戦略となっている予備校に自宅から通学する場合のメリット・デメリットについて述べたいと思います。

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メリット

手厚いサポート

予備校の方は合格して実績を作ってもらわないと困るわけですから浪人生にかなり手厚くサポートをしてくれます。受験に関する情報も提供してくれ、志望校や勉強計画に関する進路相談等も行ってくれますし、保護者面談をしてくれることもあります。

勉強面でも解答の添削をしてくれる場合があります。論述問題は知っているだけではなかなか点が伸びないのでこれがあるかないかは大違いです。

友人の存在

自分の高校から一人も浪人生が出ないというのはまれでしょう。同じ予備校に何人かは母校の学生がいるはずです。そうでなくても同じ大学を目指す人がいれば、一緒に勉強してモチベーションを高めあうことができると思います。

私自身も高校・浪人時代から仲良かった人と東大入学後でも付き合いがありますのでこの点も馬鹿にはできないです。

規則正しい生活

予備校は朝から夕方まで授業があり、基本的に高校時代とほとんど変わらない生活サイクルを送れます。もちろん芸術系の予備校などを除けば技能教科はなく、部活動もありませんが生活面ではこれまでとはあまり変わらずに過ごせるでしょう。浪人という時点で不安になるので生活リズムを崩さないようにできるのはメリットと言えます。

デメリット

費用が高い

1年間通う場合100万円近く持ってかれます。一般的な家庭ではかなりの負担になるため、あらかじめ浪人で予備校に行けるかは現役時代からしっかり確認しておくことをお勧めします。もしOKがでても大学入学後にはしっかりアルバイトをして穴埋め等をしないときついと思います。

通学時間・そもそも予備校がない

特に地方の学生は周囲に有力な予備校がないことが多いので通学時間がかかります。電車で30分~1時間はザラだと思います。この時間も1日あたりは大したことがなくても1年あればかなりの時間になります。有効活用できないと差をつけられてしまうかもしれません。

そして通える範囲に予備校がない場合も考えられます。その場合は入寮して都市部の予備校に通うことになりますがこれはこれでお金がかかり、デメリットもあります。

予備校によって差がある

選んだ予備校によってはサービスに差がありますし、同じ予備校でも校舎によって来る講師が違うので同じ効果が得られるとは限りません。どの予備校にどんな強みがあるか把握しておかないと入学してから後悔する可能性もあります。例えば国立医大に入りたい学生が私立医学部につよい予備校に入っても金銭面での負担が大きくなるだけかもしれません。

まとめ

お金はかかりますが金銭面以外は宅浪よりはるかに有利です。特別な事情がない限りは予備校に入るのが無難かと思います。

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