(大学受験)東大数学の配点や出題形式、特徴を解説(文系)

受験

東大は文系でも当然の権利のように数学を出題してきます。かなり難しく文系にとってはしんどい教科であります。数学の特徴を把握して対策を立てられるようにしたいです。

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配点や試験時間

配点は80点です。4問出題されるのでおそらく一問あたり20点でしょう。文系用なので配点は少なめですが世界史・日本史・地理が1教科あたり60点ということを考えるとそこそこ配点が高いような気がしてきます。試験時間は100分であり、英語の120分、社会・国語の150分に比べれば短めです。一問あたり25分使え、分量としては他の文系国公立大と大差ないと思います。

出題形式

4問中すべてが記述問題で、小問集合形式の問題は出題されません。しかし設問に関して誘導がつけられていることは比較的多いです。頻出分野としては関数、微積、整数問題、図形(平面、空間問わず)、確率がよく出ます。大学入学後に文系が数学を使うとなると統計学や経済学が中心であるがゆえに微積や確率がよく出題されているのだと思います。大学側としても入学後にこれらの科目で苦労しない学生に入ってほしいということでしょう。整数問題については入学後に使うようなシチュエーションはあまり思い浮かびませんが、おそらく差が付きやすいという理由で出題されやすいのだろうと考えられます。

特徴

頻出分野はある程度決まってはいますが幅広く出題されていることには変わりなく絶対に出ないと断言できる分野はほとんどありません。幅広く対策はしなければなら二と言えるでしょう。また採点基準が科類によって異なると言われています。とくに経済学部に進学することが期待されている文科2類に関しては他よりも厳しく採点されている可能性が高いと思うので要注意です。

そして最大の特徴は合格者の点数です。他の科目では6割が目安と言われますが数学に関しては6割切っても余裕で合格できます(問題が極端に簡単だった場合は別ですが)。2問以上完答が必須みたいな説明も見ますがはっきり言って無理です。私は6割どころか5割も切っていましたが合格しました。極めつけは帰国子女の場合で、英語で高得点が保障されているため数学以外に穴がないなら、数学に関しては2次試験の勉強は必要ないと言っても言い過ぎではありません。数学1ケタでも合格した帰国子女もいます。もちろん誰もが低得点の数学で高得点をとれば大幅なリードにはなります。数学で何点くらいとれそうかで受験戦略が変わると言ってもいいので重要な科目だと言えるでしょう。

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