[センター試験]数学1A 概要

センター

センター試験の数学1Aの概説を述べたいと思います。センター数学は点数が安定せず厄介な科目ですが、難関大学志望なら高得点を取りたいものです。

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必修問題

必修問題は方程式・不等式、二次関数、図形、論理と集合、統計が主な範囲です。難易度的にはじっくり考えればわかるような基本問題が多いですがセンター数学は以上に時間がないので素早くとかなければなりません。

方程式・不等式は因数分解や展開が基本です。とはいえ公式を使えば瞬殺できる問題では差がつかないのでワンポイント工夫が必要だったり、根号や絶対値がついたりしていることもあります。

二次関数は最大値・最小値が頻出。関数には何らかの文字が含まれていることが多いのでしっかり場合分けできるようにしないと点が取れません。

図形は数1のものがおもに出題されます。公式を覚えて正しく使えるようにしなければなりません。

論理と集合は用語の意味を理解できているかが最重要です。必要条件、十分条件など独特の用語や式の意味を覚え、素早く判断する必要があります。

統計は平均・標準偏差を求めさせる問題だけでなく、図や統計で成り立つ法則等を聞いてきます。さっさと片付けられるような計算力が重要です。

選択問題

選択問題は場合の数と確率、整数、図形の3問中2問選択です。もっとも高得点が取れるような組み合わせを考えて選択しましょう。

場合の数と確率については確率について問うことがほとんどで、場合の数のみの設問になることはまずありません。2次試験と違って確率漸化式や極限が問われることもおそらくない(範囲外なので問題のネタが切れて苦しくなっても流石に出題しないでしょう。)のも幸いですが単純な問題だからこそ計算ミスが怖くなります。

整数は素因数分解や不定方程式、倍数に関する問題が多いです。意味不明な証明問題は出ないため整数問題にありがちな思考力を問う問題というよりも手際よく処理する能力が求められる問題だと思います。

図形問題は主に数Aの範囲が出題されます。図形の性質についてよく理解しないといけません。内心、外心、重心、垂心の違いや内接円、内分、外分等問題のバリエーションも多く大変な科目です。とはいえ方針さえ決まれば後は計算するだけなのでいかに早く答えを導く方法を思いつくかが重要です。

まとめ

かなりさっくり概要について述べましたがセンター数学を一言で表すなら「時間が足りない」これにつきます。

問題自体は2次試験で出題されれば楽勝レベルですがあの時間でこれだけの量を正確に解かせるのははっきり言ってきついですね。部分点もないためマークミスをしたら終わりです。あわただしい私見だと思います。

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