[センター試験]英語 概要

センター試験の英語は他のセンター科目と同様に時間がない科目ですが頑張れば9割とるのも可能です。センター試験の英語について解説したいと思います(リスニングは別の機会に述べます)。

またセンターの英語は他の科目に比べると設問の変更が起こりやすいです。この記事は平成30年度本試験に基づいた解説にしています。

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第1問は発音・アクセント

第1問はそのまま下線部の発音が異なるものを選ばせる問題が3問とアクセントの位置が異なるものを選ばせる問題が4問です。知っているか知っていないかの問題なので分かれば瞬殺、分からなければ運に身を任せるしかない問題です。配点は14点と少ないですが勉強しないと運で正答した2点~6点くらいしか取れないでしょう。しっかり勉強しておけば少なくとも10点は取れると思います。

第2問は文法・語法

空欄補充10問、並べ替え問題3問、会話問題3問です。問題形式は非常にオーソドックスなものです。基本的な文法や語法が分かれば得点でき、マニアックなレベルの問題はあまり出ないです。会話問題は文脈を考慮しながら適切な選択肢を選ぶ問題です。文脈以外はほぼ知識問題なので知らなかったらあきらめるしかないです。時間を浪費しないようにさっさと解答したいところです。とはいえうっかりミスには気を付けましょう。

第3問は文削除と文補充

文削除と文補充という対照的な設問が3問ずつです。とはいえ根本的な考え方は同じで、本文の流れがつかめているかを聞いているだけです。文削除はしっかり読めていれば削除する分は結構わかりやすいものがほとんどで東大で出題されることがある文(段落)削除よりははるかにマシです。文補充もそれまでの内容の要約や自然な会話の流れになるものが最も正しいものが正当になるパターンがほとんどです。どちらの問題も内容が素早くかつ正しく把握することが重要です。

第4問は短めの読解問題

文章は2つ出題されます(設問は4つずつ)。1つはグラフが用いられた短めの文章、もう一つは広告です。グラフつき文章はともかく広告が2次試験の読解問題で出題されることはまずないのでセンター試験独特の設問だと言えます。文章自体は難しくないですが、広告問題は慣れていないと素早く処理できないかもしれないので注意が必要かもしれません。

第5問は日記等の読解問題

第5問は日記の抜粋が文章として取り上げられました。しかし平成29年は物語に関する読解問題が出題されています。過去問を見ても取り扱う文章が微妙に変動する可能性がある文章です。設問の内容は奇をてらったものではないので前年と文章の傾向が変わっても惑わされずに冷静に対応することが重要だと思います。

第6問は長文読解

マーク式の長文読解です。センター試験の中では比較的長いですが2次試験の長文よりはやや短いと思います。設問は各段落の内容を聞く問題と段落ごとの構成内容を問う問題の2種類です。段落の内容はその段落が読めていればほぼ解答可能な問題ですが構成内容の問題は段落の役目を把握していないと政党は少し難しいかもしれません。

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