(大学受験)東大英語の出題形式や特徴を解説

受験

東大の英語は配点が120点と大きく重要な科目です。しかしながらあらゆるタイプの設問が登場する割に制限時間はわずか120分しかないというセンターも真っ青な時間のない試験です。出題形式を知らずに東大の問題を解くことは無謀としか言いようがないのでしっかり把握することが必要だと思います。

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大問1はA要約・B段落(文章)整序、空欄補充

大問1はAとBに分けられています。

Aは英語の文章を日本語で要約する問題です。字数は100~120字程度です。英文自体は標準レベルですがとにかく東大英語はスピード(多分この問題は10分!)が求められますので素早くかつ正確に要約しなければなりません。普通の英文和訳とは異なったスキルが必要となり悩みの種となっている受験生も多いでしょう。

Bは段落や文章を正しく並べ替える問題や空欄補充です。しかし年度によっては出題内容が不要な段落・文章の削除だったこともあり出題内容の変更可能性は0ではありません。かなり長めの文章(1000語近い)が出ることもあるくせにこの問題も瞬殺しなければなりません。

大問2はA自由英作文、B和文英訳

本来大問2はA,Bともに自由英作文でした。しかし2018年に1997年以来和文英訳が出題されました。和文英訳がでると想定していた受験生はおそらく皆無でしょう。私も出ないと思っていましたwww

Aは自由英作文で字数は60字前後ですが年によって異なります。賛成反対問題や絵を見て意見を述べる問題等レパートリーは結構あります。簡単な表現で素早くかけるかが勝負でしょう。

Bは2018年は和文英訳でしたが2019年以降も和文英訳が出題されるかは不明です。定着するか自由英作文に戻るかは教授のみ知ることですw

大問3はリスニング

大問3はリスニングです。試験開始45分後に始まり約30分間かかります。問題はA~Cまでありそれぞれ5問ずつ計15問です。すべて記号で解答はマーク式です(他の大問も記号問題は原則マーク式です)。問題につき選択肢が4つあるのが原則だったのですが2018年から5つに変わり難化しました。

基本的にAが評論的な文章の読み上げ、B,Cが3人程度の人物による議論が題材になります。文章が長くセンターが雑魚に思える難易度で文章は2回読まれますが、5分くらいしゃべり続けます(もう一回読むので計10分)。途中で頭が真っ白になったらお手上げです。

大問4はA文法、B和訳

大問4のAは文法です。語句整序や不要語削除が出題されやすいですが出題傾向ははっきりしません。どちらが出るか、はたまた違う問題が出るかは本番までわかりません。難易度はかなり高く全問正解は至難の業でしょう。

Bは下線部和訳です。京大の和訳よりはマシだと思います。文章全体で300語程度と比較的短いですが、直訳だと不自然になる等訳すのにひと手間かかるものも多いです。

大問5は長文読解

長文読解です。ここでも多様な問題が出題されるので東大英語の縮図のような問題です。語数は1000字前後と時間がないない言っているにもかかわらず長めで嫌がらせとしか思えないおそらく25分以上かけるのは得策ではないでしょう。。取り扱う文章のジャンルとしては評論よりも小説や随筆が多いです。文法(ごく整序)、和訳、内容説明などが出題されます。記号問題も結構多く、文章の難易度自体は難関私立の英文よりはマシな点が救いです。

まとめ

とにかくあらゆる問題の集合体というのが東大英語の特徴です。英文自体ははそれほど難しくなくても異様に短い制限時間と設問多様さが塵も積もれば山となるといった感じで超難易度を実現します。

具体的にどう対策すればよいかは別の記事で考えたいと思います。

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