(稼げない?)東大生が家庭教師アルバイトと時給について語ってみた

大学生活

世間では東大生は家庭教師で時給何万円稼いでいて非常にリッチな生活をしていると思われていそうです。しかし実際はそんなことはないと思うので本当のところを語っていきたいと思います。

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時給1万円はまず無理

時給1万円というのははっきり言って一般的な東大生がもらえる額ではありません。こういう噂が出る以上もらっている人もいるかもしれませんし、実際に教授曰くバブルのころにはそれくらいもらって当然だったとのことです。しかし不況に苦しむ現代日本においてこんな法外な時給をもらっているという知り合いは少なくとも私の周りにはいません。

過程教師を募集している各種サイトを見ても時給1万円以上の案件はまずありえないと思うので1万円が当たり前という認識は誤っています

高額案件は医学部・帰国子女等厳しい条件が存在

1万円まではいかなくとも比較的時給が高額な案件は確かに存在しています。しかしそういった案件には教える先生に対し非常に厳しい条件が課されている場合も多いです。

例を挙げると医学部(理科三類)限定、ネイティブクラスの英語力(≒帰国子女)、有力私立高校出身者などなど。これらの条件の多くは才能や家柄、出身地といった本人の努力で何とかなるレベルを大きく超えた制限のため一般的な東大生、特に地方出身の学生が満たすのはハードルが高めです。

仲介業者を介さずに個人契約すればワンチャンと思うかもしれませんが、上記の条件を満たさない人がそう簡単に高額な個人契約を受け持てるほど甘くはありません。コネも実績もない学生ではいくら東大であっても個人契約することすら難儀です。

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普通の東大生は普通の時給しかもらえない

ゆえに上記の条件を満たせない普通の東大生は一般的な家庭教師の時給である2000~3000円前後が相場だと思います。東大だからと言って高額な案件の方から学生を探してきてくれる時代はとうに終わってしまったのでしょう。

特に地方生の場合は事態は深刻です。相対的に貧しい場合が多いにもかかわらず、高時給の案件にかかわれないため貧しいままです。一方で裕福な都市部の学生は難関私立高・帰国子女といったアドバンテージを活かし、高額案件をゲットする確率は上がっています。相対的貧困、格差拡大といった世間をにぎわす問題は東大時代から付きまとっていると言えます。

実績を積めばワンチャンはあるが…

ノーマルな東大生でもスーパー東大生クラスに時給を上げる方法はあります。それは指導した学生を志望校に合格させ実績を積み上げていくことです。教え方がうまく有能であるということを結果で示すことができれば時給が改善される可能性はあります。

しかしここにも問題があります。在学中に結果を出す機会が限られているからです。大学院に進学しない場合は大学4年時の指導でいくら良い結果を出してもすでに就職してしまうため昇給には影響しません。そのためチャンスは1,2,3年の3回のみとなります。ただし4年生には就活・資格試験棟でアルバイトどころではない人も多いはずなので3年生の結果も反映されるかというと微妙なところです。

結果を出して時給を上げてもその恩恵は機関として1,2年しか及ばないのではないでしょうか。

まとめ

・時給1万円は現代ではまずない。

・高額案件は医学部・帰国子女などの厳しい条件

ゆえに結論としては一般的な東大生では他の大学とは時給相場はあまり変わらないというのが本当のところだと思います。

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