東大生が語る逆評定の使い方と注意点

大学の授業で何をとるか決めるのに役立つ逆評定。しかし逆評定も全知全能というわけではないので注意点はあります。今回は私の経験も踏まえ、逆評定の使い方や注意点を書いていきたいと思います。

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大鬼だけは避けた方がいい。

逆評定で大鬼を付けられている教授の授業はお勧めしません。大鬼までつけられる教授は結構しんどい場合が多いです。テストが難しい、レポートの字数が膨大、補講が多い、単位が来ない、点が来ない、生徒の贔屓が激しいetcとあまりいいことはないと思います。というか大鬼を付けられるのは本当にごくわずかなのでその時点で授業がしんどいことを察してください。しかし授業は全部自分で選べるわけではなく、抽選で決められてしまうものもあります。その時は…運が悪かったとあきらめるしかないでしょう。

もちろん大鬼の授業に興味があるとか怖いもの見たさでとりたいとかいうなら話は変わります。

大仏~鬼はそれほど差はない。

大仏と鬼は鬼と大鬼ほどの差はないと思います。今年大仏の教員が来年は仏や鬼に格下げされていたということは普通にあります。逆もまたしかりです。むしろ大仏評価だと点数目当てで受講する学生が増える可能性もあるのでかえって優(優上)争奪戦は厳しくなる可能性もあります。時間割次第では大仏ではなく鬼で妥協するのもなくはないと思います。私も鬼から優もらったこともあるし、大仏で良だったこともあります。

ただし安定して大仏の教員や(大鬼まではいかないが)安定して鬼の評価の教授もいます。このクラスだと流石に差を感じ始めるため、できることなら先輩等から前年の評判を聞いたり、去年の逆評定を借りたりしたいところです。

同じ評価でも戦略次第で評価は変わりうる。

同じ評価でもその性質は異なるという点にも気を付けましょう。例えばテストは簡単で単位はばらまいているが点数は来ないという大仏、テストはきついが頑張ればほぼ確実に高得点が期待できる大仏、テストも楽で点も来る大仏、質問対応等は親切で優しいが試験やレポートは親切ではない大仏と色々なタイプの大仏がいます。可でもいいから楽に単位を取りたいという人が大仏だったからといってテストは難しいが頑張れば高得点がくる大仏の授業をとると死にます。これは大仏以外にも言えることです。

仏、鬼といった全体評価だけでなく、個別の評価やコメントもよく見ることが大事です。また、自分の大学生活をどうするかも考えましょう。駒場でガチガチに勉強して進振り(東大は駒場時代の成績で、3年以降の学部・学科が決まります。)でいい学科に行くもよし、まったく勉強せず最低限の単位で不人気学科に行くもよしです。前者は点が来やすい授業を、後者は単位が来やすい授業をとりましょう。

新任教授やデータが少ない教授は注意

当たり前ですがそもそも新任教授はデータがないため逆評定には載っていません。そのため成績発表の時まで大仏か大鬼かは分かりません。いきなり不可を大量につける教員もいれば優をばらまく教員もいるため気を付けましょう。

逆評定のデータが少ない教授は要注意です。コメント欄に何も書かれていない教員等が当てはまります。逆評定は学生のアンケートでできているので寄せられたたった1つのアンケートがたまたま不可った人の場合、実際以上に厳しい評価が出ている可能性がありますし、逆に優だった人のアンケートしか来なかった場合は鬼でも甘く評価される可能性があります。

まとめ

・データが十分あるか注意すること

・駒場時代どう過ごすかで戦略を変えること

・大鬼はできるだけ避けること

意識高い学生は逆評定をディスって一人前みたいに考える人もいますが逆評定はうまく使ってナンボだと思います。

 

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