(新入生必見)東大逆評定について解説

東大生ならおそらく知らない人はいないであろうものに『逆評定』(正式名称は教員教務逆評定)があります。新入生の人も入学手続きの時までには何らかの形でその存在を知ることになるでしょう。今回は東大生御用達の逆評定について述べていきたいと思います。

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学生による授業の評価書

時代錯誤社という東大のサークルが発行しています。学生のアンケートに基づいて授業の評価をまとめたもので、基本的に該当する授業の教員について全体評価として大仏、仏、鬼、大鬼の順に評価が高いことを示しています。「神」等の別の評価もありますがかなり珍しく、基本的には上記の4つで評価されています。試験の難易度や単位取得難易度、出欠確認の有無などの個別項目についても評価があります。もちろん大学が公式に発行している情報誌ではないですが、シラバスには書けないような情報も入っているので非常に有用です。学生のコメントも掲載されており、かなり生々しいコメントもあるので読み物としてみても面白いです。

学期初めに売り出される

逆評定は基本的に年2回、夏学期(Sセメスター)と冬学期(Aセメスター)のはじめに売り出されます。学期初めには駒場の正門前や学食前で販売していることが多いです。入学すればわかることですが、時代錯誤社の方が直接売っている時はかなり目立つように販売しているので気が付かずに素通りしてしまうことはまずありえないと思います。しばらくすると書籍部にも入荷するようになりますが、売り切れのリスクや履修期間中たっぷり時間を使って決められるように早めに購入することをお勧めします。

ぶっちゃけ買うべき?

私は買うべきだと思います。特に新入生の方はなおさらです。まず理由としては値段も300円程度と安く、金銭的にもたいした負担にはならないからです。300円なら1食昼ご飯を抜くだけで用意できます。ネタも豊富なので300円で情報と笑いを得られるなら高い買い物ではないと思います。

もう1つの理由としては情報を得るためです。特に地方出身の学生の場合が当てはまります。有力私立出身の人は同じ高校から何十人と東大に合格してくるため、友人がいる状態で入学してくる人が少なくありません。こういった学生は先輩や同級生の情報網から授業の情報を仕入れてくるので優位に立つことができます。しかし地方生、とくに公立高校出身の方は東大合格者が多くないため、友人は少ない状態でスタートします。そのため1年春の時点では情報面では不利です。特に入学前のオリ合宿を休んでしまった場合は履修期間中の交友関係で苦労する可能性は髙く、かなりしんどいと思います。ゆえに逆評定を買って最低限の情報を仕入れることはとても有意義なのです。

一部の意識高い系の学生の中には熱狂的な逆評定アンチがいるのも事実ですが、300円の投資に対し得られるメリットは大きいと思うので私は買うべきだと思います。

逆評定の詳しい使い方は別の記事で述べたいと思います。

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