難関大学に受かるには膨大な勉強時間が必要です。受験というと高校3年生からというイメージがありますが世の中にはそれ以前から受験勉強を行っている人はたくさんいます。地方の学生や公立高校だとどうしても出遅れてしまいます。今回は高1、高2を対象に勉強時間について述べていきたいと思います。
部活や行事で忙しい。
おそらく1,2年生は部活や行事の存在が勉強時間を確保できない主要な理由でしょう。それ以外にもゲームをやったり友達と遊んだりと余暇の使い方は様々でしょう。結論から申し上げると1,2年生の間は遊んでも問題ないです。受験生のように平日も土日も勉強漬けで10~12時間確保するということはしなくてもよいでしょう。ただし日ごろから勉強時間が0になる日は作らないようにするべきです。毎日何らかの形で勉強する習慣はつけておかなければなりません。目標は学年数+1時間とよく言われています。理想を言えばそうですがブラックな運動部の人はなかなか難しいかもしれないですね。そこまではできなくても必ず机に向かう時間は用意したいものです。
勉強は授業の復習を中心にしましょう。
高1、2年生の場合は各科目すべての範囲を終わっていないと思います。エリート私立の場合は超スピードで高校の範囲が終わるみたいですが、公立高校の場合はそうはいきません。先の内容を自主的に勉強したり大学入試の問題を解きたくなる気持ちは分かりますが復習を中心にするべきだと思います。自主的に勉強するというのは結構骨が折れる作業ですし、全範囲終わっていない状態では入試の問題を解くのは困難です。より進んだ内容を理解するにはより基礎的な知識が必要不可欠です。入試でも基礎は非常に重要になってきますから復習を中心に行うことでこれを完ぺきにしてしまうことが大切だと思います。3年になった時に基礎の復習をせずともある程度出来上がっているというのはかなりプラスです。
ただ英語の単語については自主的に進めても行くべきだと思います。文法や読解は授業で取り上げてくれると思いますが単語を覚えるというチマチマした作業を授業中にやってくれる高校はあまりないと思いますので。
土日や長期休暇は過去の内容の確認も。
休日は平日と違って比較的時間があると思いますので平日よりは勉強時間を確保したいところです。12時間とは言いませんが最低でも学年+1時間以上は確実にやりたいところですね。土日はその週の復習を中心に行うことが効果的だと思います。繰り返すことが上達の近道なので。そしてあまった時間でそれ以前の内容についても頭に入っているかメンテナンスしてみることが大事です。身についたと思っていても、それはわかった気になっているだけで記憶があやふやになっているということは頻繁にあります。記憶の維持には記憶を確認するメンテナンス作業が必要不可欠です。あやふやな部分をしっかり思い出すためにも休日はそれなりに勉強するべきでしょう。
テスト前は受験期と同様の勉強量を。
さて今まで述べてきたとおり高1.2年の間は勉強に100パーセント時間を費やすことまでしなくてもよいと述べてきましたが定期テスト前は話が違います。ここではしっかり勉強一本でいくべきです。テストでよい点を取るという至極まっとうな目標もありますが、3年の受験期に備えるということもあります。一日2,3時間しか勉強してこなかった人が突然10時間以上勉強するようになるというのは難しいです。テスト前にしっかり勉強しておけば3年生時に受験オンリーの生活になっても対応が容易になるはずです。3年生になったとき怒涛の勉強地獄で泣くことがないようにテスト前には大量に時間を投入しましょう。できればテスト2週間前から準備したいところです。土日は10時間以上勉強しましょう。平日は登校時間や部活動の有無によりますが少なくとも3時間以上、できれば4時間は勉強したいですね。
まとめ
・平日は無理はせずとも毎日机に向かい、その日の復習。
・土日はその週の復習とそれ以前の内容の確認。
・テスト前は勉強漬けになるべき。
全体的に1,2年生の間は志望校の問題を解けるようになることよりも基礎の定着と勉強する習慣を身に着けることが大切だと思います。もちろん志望校の問題を解けるようになるに越したことはないですが、2年までにそうするのは大変ですし、もし2年までに合格点が叩き出せるようなら志望校のレベルが低すぎます。
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