[大学受験]英単語帳の効果的な使用法について

英単語の暗記は難関大受験者にとって避けては通れない通過儀礼みたいなものです。そんな英単語帳の使用法について述べていきたいと思います。

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鉄則は一つの単語帳を使うこと。

必ず守ってほしいことは使用する英単語帳は1つにすることです。ただし、中学生向けの英単語帳やTOEIC、TOEFL向けの単語帳は使わないこと。必ず大学受験用の英単語帳を選んでください。単語帳ごとに様々な特徴がありますが、載っている単語のレベルには大差はないです。標準的な大学受験用の単語帳を1冊仕上げれば効果はほとんど変わらないと思います。「あれも、これも」と考えたくなる気持ちも分からなくはないですが、単語帳を2冊使っても同じ単語が何回も出てくるので効果は2倍にはならないですし、両方中途半端な出来になると1冊を完ぺきにするよりも劣化する可能性さえあります。2冊挑むのは時間と金の無駄ですから必ず1冊の単語帳を完ぺきにすることを目標にしましょう。

しかし『速読英単語必修編』と『上級編』のように同じ単語帳シリーズのなかでランクが高いものに手を出すならありかもしれません。ただセンター試験程度なら必修レベルで十分9割を狙えると思います。要求される単語レベルが非常に高い早慶をはじめとした難関私大はともかく、東京大学含め国公立大2次では上級単語帳をやることによるメリットと費やした時間・費用を考えるとコストパフォーマンスは微妙です。大学によっては上級編をやるくらいなら問題演習したり他教科に時間を使ったりした方がいいかもしれないので過去問を見たり教師と相談したりしてから決めることをお勧めします。

短期間で何周もすること。

英単語帳を購入したら最初から最後まで何周もすることが大切です。最初のページを完ぺきにしてから次のページに行き最後まで行ったら終了という方法はお勧めしません。おそらく最後のページに行く頃には序盤の単語は記憶のかなたに消えていると思います。最初から最後までのセットを繰り返し行うという形にすべきです。ただ一回ではすぐに忘れるのでその日の単語を覚える前にさらっと前日の復習をするとよいと思います。例を挙げると前日の復習2ページと本日分の2ページ、計4ページを毎日行うといった具合です。サボらずに毎日やれば1~2か月で1冊終わるはずですので終わったら最初からもう一度始めます。2週目以降はどの単語を覚えていてどの単語を忘れているかをはっきりさせ、忘れている単語を中心に覚えるようにしましょう。単語のインプットだけでなく記憶のメンテナンスも重要です。とはいえ今は覚えていてもあとで忘れることも考えられるので知っている単語もあまりおろそかにしてはいけないと思います。これを1年間継続すれば6周~12周できるはずなので、かなり力が付くと思います。

一度に何ページも行わないこと

もう一つ大事なのは一度に何ページも進めないことです。絶対に覚えられる自信があるなら止めませんが一日に10ページも20ページもやったところで一度に頭に入ってきません。しかもやり始めのころは気合が入っているのでしっかり取り組むのですが、一日10ページは結構重いので途中から嫌になってダレてくるのが目に見えています。それくらいなら一日2~4ページくらいの現実的な目標にして毎日コツコツ堅実に進めるのがよいでしょう。2~4ページなら長くても20分~30分で終わると思います。このくらいなら部活や行事で忙しい高校1,2年生でも何とか時間を確保できるでしょう。ただし、単語帳を1冊仕上げられていない3年生はもう少し負荷をかけて早急に一冊仕上げるべきだと思います。

まとめ

・使う英単語帳は基本一冊でよい。

・短いスパンで一周するのを繰り返す。

・一度に詰め込みすぎるのはよくない。毎日コツコツ。

英単語や単語帳についてはお勧めの単語帳等ほかにもいろいろ論点があるのでまた書きたいと思います。

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