[大学受験]生物(生物基礎) 概要

生物(生物基礎)は4種類ある理系科目のうちの一つです。おそらく文系生のほとんどがとる科目だと思います。物理や化学ほどではないにしても理系科目ということで文系生には苦手な人は多いかもしれませんね。今回は生物という科目について述べたいと思います。

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新課程の生物・生物基礎

センター試験では多くの難関大文系生には基礎科目2教科が課されます。50点×2の100点満点です。旧課程では生物は100点分出題だったので配点自体は減っています。とはいえ、その分科目数が2教科になっているので楽になってはいませんが。基礎科目も物理、化学、生物、地学とありますが文系生で生物を選ばないということはよほどのことがない限りはないと思います。理科の選択については別の機会に語りたいと思います。

理系生の生物は100点満点です。理系生は、物理、化学、生物、地学の中から2教科選択なので選ばないという選択肢も可能でしょう。工学部等2次試験で生物を選択できない場合もあるので気を付けましょう。私立大学では1教科でよい場合もあるようです。

生物の試験戦略

50点しかない生物基礎についてどう取り組むかは難しい問題です。特に文系生は2次試験で生物がありません。東大ではセンター試験900点を110点に換算し2次試験と合わせて550点満点で合否を決めます。これを考えると東大における生物の事実上の配点は7点を切っています。数学の大問がおそらく1つ20点と考えるとその差は歴然です。それ以外の大学であってもセンターを重視しない大学では実質的な点数はかなり小さくなります。

さてここまで述べると重要ではないかのように思えますがそうとも言えないのです。なぜなら大学受験には足切りがあるからです。生物の点数が壊滅すれば足切りにあう可能性もあります。近年は文系で足切り点が高くなることは稀ですが足切り点は流動的であり、センター試験が苦手で国語や数学で事故を起こしやすい人の場合は危険水準に至る可能性も0ではありません。

足切り点にかかるのを心配するような人はそもそも2次試験に受からんという声もありそうですが足切り点を楽に超える人も侮れない理由があります。東京大学の受験では合格最低点付近は多くの受験生が固まっています。そのためあと0.1点という差で落ちる人もいるからです。そのことを考えると生物の点数が合否を分けるということはありえ、生物を捨てるのは得策ではないです。

とはいえ他の教科に比べ配点が少ないのもまた事実であるためできるだけ早く片付けてしまいたい教科と言えるでしょう。

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