(東大入学式)話題になった上野千鶴子氏の祝辞と解説・まとめ

4月12日に東京大学の入学式がありました。新入生の皆様はおめでとうございます。その入学式で話題になったことが上野千鶴子氏の祝辞です。新入生に対して衝撃的な内容ということで一部では炎上?とも言われていたようですがこの祝辞の内容と現役東大生としての個人的な解説をしてみたいと思います。

主記事の内容は以下の記事から。

「がんばっても報われない社会が待っている」東大の入学式で語られたこと【全文】

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上野千鶴子先生と話題になった理由

上野氏は京都大学出身で、社会学や女性学の研究家です。2019年現在東京大学名誉教授です。東大にもジェンダー論の授業はありますが講義を担当しているわけではありません。ですが時々講演や講義で大学に来ることがあるようです(わたしは見たことないですが)。

先生はいい意味でも悪い意味でも話題になるような発言や過激な発言が多い人であり、東大の名誉教授の中ではかなり有名な方だと思います。そのため今回の祝辞も非常に注目度が高いものになりました。祝辞の内容自体には先生にしては問題のある発言がなく、まともだったと思いますが、過去のイメージから一部で炎上した感じが否定できないです。

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大学入試の女性差別

まず東京医大の大学入試差別と東大の女性の現状について語っています。東京医大については女子に減点していたことが話題になり、炎上したのは記憶に新しいです。

これらの原因の1つとして女子学生が浪人を避けることを上げていますが個人的にこれは大学に入ってからかなり実感できる理由です。東大の女子は、なかには堕落した人もいないわけではありませんが基本的にかなり優秀な人が多いです。クラスで単位落としたと嘆いているのは大体運動会系の男子ばかりで女子が嘆いているところはあまり見ません。やはり合否ラインの女子学生は妥協して志望校を下げるため東大に入学する女子は優秀というのは直感的に正しいような気がします。

東大男子と東大女子

東大の男子はモテるが女子はそれを隠そうとするという上野先生の指摘については微妙なところです。はっきり言いますが東大男子がモテるというのは嘘です。ただしイケメンに限る、です。そもそも東京では東大生が学部生だけでも1万人以上いる計算でそこらじゅうにあふれているため「東大である」という理由だけでちやほやされるほど甘くはありません。「ふーん」くらいで終わってしまうことも普通にあります。

女子についても隠そうとする人が多くいるのかは分かりません。東大の女子はプライドが高い人が多いんで、わざわざ隠そうとする人がたくさんいるかと言われると…。私は男なんですがこれについては「どうなんかな?」とは思います。

東大女子禁制のサークルや暴行事件については東大の現状ということで別の記事にしてみたいと思います。

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頑張っても報われない社会

頑張っても報われない社会と自身の頑張りを弱者に還元することを上野先生は述べています。

残念ながら頑張りは報われず、正直者が馬鹿を見たり、差別があったりするのが現状なのでこの指摘は大いに正しいと思います。

そして先生が言うような自身の頑張りを恵まれない人を助けることに使うということですがこれは多くの東大生が守らないと断言できます。東大生の多くは野心家が多く、学内でも他者をうまく利用することばかり考えている人が後を絶ちません。例を挙げれば試験前だけ突然なれなれしくなる人、自分だけが良い成績をとるために平然と偽の情報を流す人ですかね。東大に限らず大学生なら多くの人に心当たりがあると思いますが。うまく出し抜こうと考える人が自身の頑張りを弱者に還元するなどあるはずがないでしょう。

そもそも東大生の多くは卒業後、上流階級の仲間入りを期待されている時点で恵まれない人の救済に動く可能性は低いんですけどね。金儲けが絡めば話は別なんでしょうけど弱者の救済よりも弱者からの搾取の方がもうかるでしょうから。

まとめ

他にも論点はありましたが東大らしいところ、上野先生らしいところを拾って考えてみました。私も先生の過去の過激な発言についてはあまり好きではないのですが、この祝辞についてはまともだったんじゃないでしょうか。

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